日頃よりN25をご利用いただき、ありがとうございます。
今回はN25のがま口財布の経年変化についてご紹介です。
皆様は、革製品の最大の魅力はなんだと思いますか?
丈夫さや手触り、高級感など様々かと思いますが、その中でも特に「経年変化する」ことは最大の魅力と言っても過言ではありません。
革製品を使用することが「革を育てる」と例えられるように、使用するごとに木の年輪のように刻まれていく形状の変化や生地の質感は他の素材には無い魅力です。
衣類などであれば、どうしようもないシミや傷も革財布や革カバンだと愛おしく思えてくるほどです。
革はなぜ経年変化するのか
革はなぜ変化するのでしょうか?それは革をなめす際に使用される「タンニン」という物質が大きく影響しています。
タンニンは日光を浴びると化学変化を起こして色が濃くなる性質を持っています。
また、ツヤツヤと光沢のある変化が生まれるのは、ヌメ革の内部に含まれる油分が日光に当たることで外側に出てくることが影響しています。
N25で使用しているプエブロの経年変化
革の種類や革の加工(バフ加工等)によっても変化の速度が変わってきます。革の銀面を擦る加工をしている革の場合、スムースな革よりも表面積が大きい分その変化も大きいです。N25で使用する革の中では、イタリア バダラッシィ・カルロ社にてバケッタ製法で作られている高級牛革「プエブロ」が非常に変化に富んだ経年を見ることができます。実際にどれくらい変化するのか見てみましょう。
こちらはN25のorigamiシリーズのミドル財布を5年使った場合の経年変化です。まるで別の色の革かのように変化しています。
もちろん好みもありますので「ここまで変化しない方が好みかも、、、」という方には変化が緩やかで小さい革もありますのでそちらをお選びください。
あくまで目安ですが革の変化が大きいものから小さいものを並べておきますので革選びの参考にしてみてください。
革の変化が大きい
・グレーグリーン(プエブロ)
・グレー(マルゴー)
革の変化が中くらい
・ブラック(ヴィンテージ)
・ブラウン(ヴィンテージ)
・ワイン(ヴィンテージ)
革の変化が小さい
・ストーン(kudu)
・グレージュ(kudu)
N25のがま口財布の経年変化
N25のがま口財布には革以外にもう一つ経年変化する部分があります。それは真鍮製の口金です。がま口のアイコンとなる口金部分には140年続く川島工芸所の真鍮口金を使っており、伝統工芸品レベルの品質を熟練の職人が手作りしています。この真鍮という素材も長く使っていると汗や空気中の水分に触れることで酸化して落ち着いた色に変化します。緑青(ろくしょう)と呼ばれるその色はアンティークなどで見られる、くすんだ色のエイジングです。長年使うことでこんなところにも変化が生まれているのです。
N25では、商品を長くお使い頂けるよう使用する革、金具にこだわり、経年変化で商品の魅力がより増すような物作りをこころがけています。
万一部品等が壊れてしまってもアフターサポートサービスもご用意しておりますので、安心してお使い頂けます。
お客様のインスタグラムの投稿や、ショールームで直接お会いした際に、ご使用頂いているN25商品に触れる場面があります。自分達で作った商品がお客様の手に渡り、お客様の生活スタイルに合わせて経年変化している姿を見ると嬉しく思いますし、やはり革製品の魅力は使い込む事で味が出るという事を再確認出来ます。
これからも、沢山のお客様にN25の商品を手にとって頂けるよう発信していきたいと思います。
本日ご紹介したような経年変化の様子や実際に手にとってお確かめいただける展示会情報はN25公式インスタグラムでも配信しておりますので、ぜひフォローお願いします。
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